夢洲 -Yumeshima-

<写真:毎日新聞の記事より編集>

2024年 日本初めてのカジノを含む統合型リゾート(IR) 予定地
2025年 大阪万博2025

情報

大阪府大阪市此花区にある人工島: 夢洲(ゆめしま)
440haの広大な土地 西:メガソーラー 東:港湾施設 中心部の200haは未開拓
国家戦略特区
「国家戦略特区」は、“世界で一番ビジネスをしやすい環境”を作ることを目的に、地域や分野を限定することで、大胆な規制・制度の緩和や税制面の優遇を行う規制改革制度

安全面 / 問題:
・液状化しにくい地盤(粘性土を主成分とする浚渫土砂等での埋め立て)
 →浚渫土砂に含まれるダイオキシン、PCB、重金属の汚染物質問題
 →地下に厚さ20mの軟弱な沖積土層で、長周期地震動での共振現象が生じやすい→高い構造物が建てられない(対策:長い基礎杭&オイルダンパー)
 →水分を多く含む粘性土は軟弱で圧密沈下する
 →夢洲中央以外の液状化不可避

・津波対策

<出典写真:大阪市

地盤沈下を見込んだ50年後でも、9メートルを超える地盤高を確保
南海トラフ巨大地震想定済み...震度6弱・数分続く、10年以内20~30%・50年以内90%以上
 →活断層:大阪湾断層帯問題,石油コンビナートからの火災被害

・交通設備の耐震化(「夢咲トンネル」と橋梁「夢舞大橋」)

近隣

<写真:Google Mapより編集>
  • ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
  • 海遊館
  • 舞浜スポーツアイランド(舞洲ベースボールスタジアム&府民共済SUPERアリーナ)
  • アクセス

    国内アクセス:
     大阪駅から10km圏内に位置
     大阪府中心部から車で30分以内
     JR西日本が夢洲への延伸した場合、10分程度

    <出典写真:マイナビニュース


    国際アクセス:
     関西国際空港 & 神戸空港 & 大阪港(クルーズ客船)

    <出典写真:大阪府・大阪市IR推進会議

    予算

    • 大阪万博の会場建設費...約1,250億円(国、地方自治体,民間が1/3づつ負担)
    • 夢舞大橋...635億円|一回の開閉100万円
    • 夢咲トンネル...1,060億円
    • JR桜島線延伸...1,700億円
    • 京阪・中之島新線&阪神なんば線や大阪環状線延伸...3,500億円
    • 地下鉄中央線延伸...540億円
      大阪市の吉村洋文市長は、万博開催直後の記者会見で、IR事業者に200億円を負担させる方針

    歴史

    • 1975年 ニュートラム構想
    • 大阪湾フェニックス計画
      • 1977年 夢洲護岸整備
      • 1985年 夢洲廃棄物受け入れ
    • テクノポート大阪構想
      • 1995年 大阪ワールドトレードセンタービル完成(現: 大阪府咲洲庁舎 [さきしまコスモタワー])
    • 舞洲 2008年オリンピックの開催構想
    • 1999年 夢舞大橋完成(世界初の浮体式旋回可動橋)
    • 2009年 夢咲トンネル開通(海底トンネル)

    利点

    • ①港湾,工業地帯よりもリゾートの方が需要がある
    • 阪神工業地帯の阪神港の一角である夢洲だが、工場誘致に行き詰まり

    • ②平坦で広い土地
    • 国連博覧会協会から求められる100ha以上の万博用地を満たす

    • ③地権者が少ない
    • 大阪市所有面積が多いので、開発のスピードが早くなる

    • ④万博のレガシー対応
    • IRを併設することで、半年間開催の万博の跡地の魅力を継続する

    不利点

    • ①広大な空地
    • 交通アクセスなどのインフラ設備が整ってない

    • ②現行の廃棄物処理場(当初は2028年3月まで現役予定)
    • 転用には2年間の養生期間が必要(水質,有害物質)


    都市開発の成功秘訣

    1. グランドデザインの確立
    2. アクセスの整備
    3. 近隣地域とのすみわけ

    万博の成功秘訣

    1. エンターテインメント性の高い展示
    2. プロモーションの強化
    3. 入場券の工夫
    4. 期間中無制限入場可能チケット,ファーストパスチケット,スマホへの待ち時間連絡

    5. アクセスの整備
    6. 万博効果の広域化
    7. 資金面の工夫

    IRの成功秘訣

    1. リゾートのクリーンなイメージ発信
    2. アクセスの整備
    3. 適切な規制体系
    4. 負の側面の対応
      ⑴反社会組織の関与⑵マネーロンダリング⑶地域環境の悪化⑷青少年の悪影響⑸ギャンブル依存症

    今後

    • 1期目: IR用地 / 北側70ha / 2024年まで
    • IR,万博開業前は、グランドデザインの持続的な実行とインフラ設備
       →乱開発防止,アクセス網の設備

    • 2期目: 万博用地 / 中間60ha / 2025年まで
    • IR,万博開業時は、ブランド形成
       →
      ・エンターテインメント性
      ・「カジノ」ではなく「未来性・日本(関西)らしさ・上質なリゾート」イメージを早期形成
      ・他地域への波及効果
      ・運営面の工夫
      ・資金面の対応
      ・カジノの負の面と収益性の両立

    • 3期目: IR用地 / 南側40ha(水上施設) / 万博終了後
    • ポスト万博時では、夢洲のIRと万博レガシーのポジショニング(棲み分け)
       →
      ・既存施設では対応できないMICE施設の利用
      ・規制改革の実験場としての役割(最先端技術を駆使したスマートシティ化)


    万博

    詳細

    <写真出典:2025日本万国博覧会誘致委員会

    会場面積 155ha
    会場デザインはあえて中心に作らない離散型で、個と個の関係、多様性の中から生まれる調和と共創によって形成される未来社会を表現

    開催時期 2025年5月3日~11月3日(185日間)
    入場者数 2500万人~3000万人(大阪万博 2205万人)

    開催テーマ:
    「いのち輝く未来社会のデザイン (Designing Future Society for Our Lives)」

    サブテーマ:
    「多様で心身ともに健康な生き方」
    「持続可能な社会・経済システム」

    コンセプト:
    「未来社会の実験場(People's Living Lab)」


    国連2030年SDGs(持続可能な開発目標)の達成貢献
    ❷AI・IoT等の先端技術のフル活用による課題解決(Society5.0推進)


    IRと万博のメリット

    • ①観光振興の起爆剤
    • 東京一極集中を分散させ、地盤沈下による人口減少の大阪の経済を活性化
      →関西経済活性化

        関西の現状
      • 国宝や重要文化財が多い
      • 24時間の関西国際空港
      • →インバウンド好調 →問題点: 客単価が低い(富裕層が少ない,滞在期間が短い)

        打開策
      • IR施設内のラグジュアリーモール,5つ星ホテルの増設
      • MICE施設(収容人数1万人の会議場,10万平方メートルの展示場)
      • 関西最大級の会議場: 京都国際会館 & グランキューブ大阪 (収容人数3000人)
        日本第三位の面積をもつ インテックス大阪 (総展示面積7.2万平方メートル)


    • ②経済的な影響

    <写真出典:日本総研